(シャッター不調)
ペトリの一眼レフ参入は比較的早く、「ペトリペンタ」の発売が1959年である。ペトリは徹底した安価路線をとった。「ペトリペンタ」の発売時の価格は26,200円であった。同時期に思い切った低価格で世間を驚かせた「ペンタックスS2」が32,600円であったから、いかに安価であったかがわかる。
「ペトリV6」は、1/2～1/500秒のシャッター速度、完全自動絞り、外付けのCdS露出計連動と性能面では「V3フレックス」と変わりないが、装飾を多用した派手なデザインからシンプルな外観に変更された。
ファインダー:固定式
マウント:専用スピゴットマウント
シャッター:布幕横走りフォーカルプレーン、B、1/2～1/500秒、
FP、X接点
寸法・重さ:142×93.5×90mm、890g(55mm、F1.8付)
発売時価格:25,000円(55mm、F1.8付、ブラックは1,000円高)
[掲載文献]
金属カメラ・オールガイド P37
国産実用中古カメラ・買い方ガイド100 P113
カメラGET! Vol34 「ペトリカメラ完全制覇」 P83
中古カメラウイルス図鑑 P122
日本カメラ博物館「世界を制した日本のカメラ」 P15
[分解記事]
カメラレビュー「クラシックカメラ専科」2005年 №77 P102
