2019/09/14

L-3 1992年


35~180mm 5.1倍ズームレンズ組み込みのユニークなスタイルのオートフォーカス・フォーカルプレンシャッター・35mm一眼レフカメラ。1990年発売の「L-1」の上位改良型でLシリーズの最高級機。

形式:ズームレンズ固定式35mm一眼レフカメラ
レンズ:AF ZOOM 35-180mm F4.5-5.6 EDレンズ 15群16枚構成
ファインダー:実像式ズームファインダー
焦点調節:オートフォーカス
シャッター:縦走行メタル・フォーカルプレン 15~1/2000秒
露出調節:AE ストロボ内蔵
大きさ・重さ:118×88×175 mm、 990g
発売時価格:90,000円 (パノラマアダプター付)

1841年の「フォクトレンダー・ダゲレオタイプ・カメラ」は画面に対して焦点距離の長いプロポーションから円筒形のスタイルが生まれた。その系統のフォルムのカメラが百数十年後に再び出てきた。比較的高倍率のズームレンズが標準装備されたカメラで画面サイズとレンズとのプロポーションがダゲレオタイプに似てきたということである。
1966年にミノルタカメラが高倍率ズームレンズ(4×)を組み込む試作機「エレクトロズームX」、1990年に発売された3×ズームレンズ装備の「キヤノンオートボーイジェット」、1990年に発売された「オリンパスL-1」などである。

オリンパスA-1は「TからLへ」のキャッチフレーズで登場。35~180mmの高倍率5.1倍ズームレンズに加え、GN28の大光量ツインフラッシュを搭載。AFのスピードアップも図られた。レンズ交換機能以外一眼レフの必要スペックのほとんどをカバーしているオールインワン一眼レフである。

「オリンパスL」シリーズ
1990年 L-1
1992年 L-3
1995年 L-10スーパー
2002年 L-5