形式:セミ判レンズシャッター式スプリングカメラ
ファインダー:逆ガリレオ式
レンズ:Bio-Kolex C.アナスチグマート 7.5cm F3.5 (№33379) 4枚玉
シャッター:DABIT-SUPER(OKAKO) B、1~1/500秒 (32346)
大きさ・重さ:121×99×44mm、554g
「ワルタックスⅠ」は1940年発売で、ファインダーは折り畳み式。
他にオカコーF2.8付のものがあった。
岡田光学精機は東京都豊島区西巣鴨4-276に会社があった。
後に社名を第一光学と改称。ゼノビアというブランドを使っていた。
1933年(昭和8年)岡田至弘によって岡田光学として設立され、「ワルタックス」ブランドでワルツ商会向けにスプリングカメラを手がけていた。戦時中は双眼鏡などの軍需製品を手がける。
1951年(昭和26年)頃から第一光学と名称変更し、「ゼノビア」ブランドで、スプリングカメラ、二眼レフカメラ、それから35mmカメラに進出していった。1956年(昭和31年)にはブランド名を社名に変えてゼノビア光学としたが、1958年(昭和33年)頃に会社整理を行った。
[掲載文献]
写真工業 2005年10月 VOl.63 №678 P83