2019/09/10

フレックス 1953年

(オリンパスフレックスA2.8は1956年発売)
形式:6×6判二眼レフカメラ
レンズ:撮影レンズ DズイコーF.C 7.5cm F3.5 №428675
ビューレンズ DズイコーF.C 7.5cm F3.5 №427809
シャッター:セイコーシャ-MX B、1~1/500秒
絞り:3.5~22
大きさ・重さ:95×142×97mm 1004g

昭和25年朝鮮戦争が起こり、日本は戦後経済の復興の端緒につく。景気上昇に合わせてカメラブームが始まる。この時の主役は二眼レフである。目測式のカメラが多かった当時、ピントを合わせられる二眼レフは魅力的であり、メーカーも低価格で供給できた。
ローライコードを手本に数多くのメーカーが二眼レフ作りに精を出した。
オリンパスの二眼レフ参入は遅きに失した感があった。オリンパスは高級タイプのフレックスⅠ型からスタートしたが、市場の環境から普及型のバリエーションを増やさざるをえなかった。それ以上の進化は無かった。

[掲載文献]
クラシックカメラ便利長 P229
季刊クラシックカメラ№12「小さな巨人オリンパス」 P39、62