フィルム:110フィルム
レンズ:不明
シャッター:1/90秒
電子シャッターと露出計はKサイズバッテリーで動く
巻き上げ:右下のバーを押し込むと巻き上げ、シャッターチャージ
大きさ・重さ:125×55.5×25.5mm、156g(電池無し、本体のみ)
価格:不明
1963年にコダック社は、126判フィルムを登場させる。画面サイズは28×28mmで、裏紙付のフィルムとマガジンポン式のカートリッジに入っている。コダック社は一気にこの126判に集中させ、出されたカメラに「インスタマチック」と名付けた。そして、その9年後の1972年に画面サイズを大幅に縮小した110判を登場させ、主流を交代させようとした。このカメラに「ポケットインスタマチック」と名付けた。
ポケットインスタマチックには10から60の6機種がある。ポケットインスタマチック60が最上位機種で、自動露出機構と距離計をステンレススチールのボディに内蔵していた。
ポケットインスタマチックシリーズは大成功を収め、3年間で2,500万台以上が生産された。
[掲載文献]
カメラの歴史散歩道 P63
図説・カメラの歴史 P182