2019/09/26

太陽堂光機

1920年創業。1963年カメラ製造から撤退。その後、神田神保町でカメラ販売店として存続したが、2013年に休業した。
1950年(昭和25年)から「ビューティ」のブランドで二眼レフを中心に製造。その後35mmカメラ、中判一眼レフカメラの製造を行っていた。中でも二眼レフカメラの上級機「ビューティフレックス」シリーズには国産には珍しいF2.8レンズを装着したものもあった。
二眼レフは約15機種発売した。
35mmレンズシャッター機のビューティカンターのカンターは会社の存在地、神田に由来している。
1957年(昭和32年)太陽堂光機の製造部門はビューティカメラとなり、1965年(昭和40年)には日本光学と生産提携を行う。同年、電子光学㈱に改組している。自社ブランド製品は1963年(昭和38年)の「ビューテイライトマチックSP」が最後となっているが、その後大手メーカーの製造を請け負ったりしている。
(写真工業 2005年10月号 №678 P79)