2019/09/12

XA (ストロボA16付) 1979年

スライド式バリアを持つカプセル型のコンパクトカメラ。
小型カメラの新しい形を示した。米谷美久の設計・デザイン。
グッドデザイン賞を受賞したオリンパスXAシリーズ。
ストロボは取り付け式で内蔵されていない。

形式:35mm距離計連動カメラ
レンズ:Fズイコー35mm F2.8(5群6枚構成)
35mmという広角であるがテレフォト型で設計された薄型レンズである。
同じ35mmf2.8の一眼レフ用レンズと比較するとバックフォーカスにすっぽりと入る。
ファインダー:ブライトフレーム・ファインダー、一眼式距離計連動
露出機構:プログラム式絞り優先電子シャッターAE、10~1/500秒
シャッター:プログラム式ビトウィンレンズシャッター
セルフタイマー・電子式 12秒
フィルム巻上げ:リアワインディング式
電源:LR44またはSR44 2個
大きさ・重さ:10.2×6.5×4cm、225g
発売当時価格:32,800円
設計・デザイン:米谷美久

XAは世界初のレンズバリアというコンセプトでケースレスで持ち歩きを実現させたプラスチック製の超小型35mmカメラとしてセンセーショナルなデビューを果たした。しかもその内容は、連動距離計、絞り優先AEという本格的なものであった。
XA発表の1年後に、操作が簡略化された普及型のXA2を発表し大ヒットした。


[掲載文献]
ニューフェース診断室、オリンパスの軌跡 P121
カメラレビュー8 P80
カメラの歴史散歩道 P54
こだわりのカメラ選び Part1 P48
ノスタルジックカメラ・マクロ図鑑 Part1 P78
季刊クラシックカメラ12 オリンパス P37
20世紀☆カメラ1950~2000 P55
中古カメラウイルス図鑑 P22