2019/10/15
インスタックス ミニ10「チェキ」 1998年
1998年11月発売のチェキ初代機。
デジカメ全盛時代になってきた時期に発売された。
カメラが大きい、フィルムが高いという従来のインスタントカメラの常識を覆したということで大きな話題になった。
「チェキ」の愛称で販売され、プリクラ時代の女子に熱烈な愛好者を生んだ。
形式:インスタントカメラ
フィルム:インスタックスカラーフィルム、インスタックスミニ
フィルムサイズ86×54mm、画面サイズ62×46mm ISO800
レンズ:フジノンレンズ 非球面プラスチックレンズ 60mm F12.3 0.6m~∞
35mm換算 約35mm
シャッター:プログラム式電子シャッター 1/30~1/400秒
焦点調節:AF方式 0.6~3m、3m~∞ 電動二段切り替え式
電源:リチウム電池 CR123A×2
大きさ・重さ:113×119×58mm 335g(バッテリー、フィルムなし)
価格:10,000円
ポラロイドはネガでフィルム表面に結像するため画像を反転させる必要があり、ミラーが入っている。チェキはポジで裏面に画面が出てくるようになっているので、反転させる必要が無い。ポジはラティチュードが狭く露出が難しいが、技術的に対応している。
フィルムパックはオールプラスチック製で、フィルムを押し上げるバネなどの金属は使われてなく、オールリサイクルが可能となっていて、「写るんです」のコンセプトが貫かれている。
[掲載文献]
きまぐれカメラBOOK P70、76 らくらくカメラ大図鑑 P158
20世紀☆カメラ1950~2000 P89