2019/10/17

マミヤセコール1000TL 1966年


形式:35mm一眼レフ
マウント:プラクチカスクリューマウント
ファインダー:ペンタプリズム固定アイレベル式。倍率 0.95倍
レンズ:オートマミヤセコール 55mm F1.8 №46718
シャッター:布幕横走りフォーカルプレーン B、1~1/1000秒 セルフタイマー付
露出:CdS素子ミラーメーター式TTL
画面下部少し広めの部分の絞込み測光。調整範囲ASA25~400
巻き上げレバーが露出計スイッチとプレビューボタンを兼ねている。巻き上げレバーを引き出し、レバーの予備角を押し込むとプレビュー、レバー軸のボタンを押すとリセット、レバーが収納される。
シンクロ接点:FP、X接点
巻き上げ・巻き戻し:レバー巻上げ、クランク巻き戻し、小刻み巻上げ可
大きさ・重さ:151×94.5×54mm 734g(ボディ) 961g(F1.8レンズ付)
価格:39,500円(55mm F1.8付) 47,500円(55mm F1.4付)

1963年東京光学がトプコンREスーパーで世界初のTTL測光機構を内蔵して以来、各メーカーが様々な測光機構を組み入れたTTL測光方式のカメラを開発する中で、マミヤが出したモデル。
1000DTLの前身となった機種で、ミラーメーターによる部分測光のTTL露出計連動(絞込み測光)であるが全画面平均測光との切り替えはない。その代わり部分測光の範囲が全画面の10%と若干広めとなっている。部分測光はミラー上部中央に配置されたハーフミラーの裏側に貼り付けたCdS素子(測光用)で測光される。ミラーの上辺とは天空光をカットする場所である。
1968年8月に1000TLを進化させ、イージーローディング、スポット測光、平均測光を選択し絞り込むことで速攻される1000DTLが発売される。

[掲載文献]
写真工業 2006年1月 Vol64 №681 P62
カメラレビュー8「一眼レフの歴史とそのメカニズム」 P69
国産実用中古カメラ買い方ガイド100 P97
入門 金属カメラオールガイド