2019/10/18
ユニオマット 1960年
初の絞り羽根兼用方式のプログラムシャッター、距離計連動35mmレンズシャッターカメラ。
レンズ:ロッコール45mm F2.8 (3群4枚構成) №1175788
ファィンダー:逆ガリレオ式、倍率0.76倍
有効基線長19mm、ブライトフレーム・アルバダ式
フォーカス:前玉回転式(ダブルマウント)、最短撮影距離0.9m
露出計:露出計:セレン式 シャッター速度を赤い指針に合わせる方式
シャッター:シチズンOPTIPER UNI B、1/15-1/1000秒
セルフタイマー付(緑のレバー)
フィルム感度:ASA10-1600、EV値B、6-8
絞りリング無
巻き上げ:1動作レバー巻上げセルフコッキング(小刻み巻上げ可)、クランク巻き戻し
カウンター:自動復元式
シンクロ接点:M、X接点
大きさ・重さ:137×84×74mm、704g
価格:16,000円
絞りをシャツター羽根と兼用した画期的な「羽根重なり変化式プログラムシャッター」を露出計に連動させた35mmカメラ。低域ではスローガバナーを欠けて1/8秒まで作動範囲を伸ばし、無置換制御範囲はEV6~18(F2.8・1/8秒~F16・1/1000秒)とかなり広い。
マニュアル絞りもシャッター羽根兼用。セルフタイマー、オプチパー・ユニ・シチズンシャッター付き、距離計連動式。
セレン受光部をレンズの周辺に持ってきて、サークルアイとしたのがユニオマットⅡ型で16,500円。オプチパー・ユニ・シチズンシャッターはF2.8の1/8秒からF16の1/1000秒までの間でプログラム式に作動した。
[掲載文献]
ミノルタカメラのすべて P148
カメラの歴史散歩道 P202、230
日本のカメラ P127
マニュアルカメラ全集 P106