究極の国産レンズシャッター一眼レフカメラで、トプコン35mmレンズシャッター一眼レフの最終型。
形式:レンズシャッター式35mm一眼レフ
ファインダー:アイレベル固定式
レンズ:全群交換式、装着標準レンズUVトプコール 50mm F2 №680559213
マウント:UVバヨネットマウント
シャッター:レンズシャッター式セイコーSLA・G、ビハインド型、B、1~1/500秒
露出計:TTL、シャッター速度優先、測光素子CdS
フィルム給送:レバー巻上げ、クランク巻き戻し
カウンター:自動復元式
電源:SR44型電池交換アダプター付
大きさ・重さ:140×92×90mm、標準レンズ付807g
発売時価格:33,500円
トプコンはことのほかこの形式のカメラに熱心で、「トプコンPR」1959年発売を皮切りに、10年余りの間に7機種を送り出しており、本機はそのシリーズの最終機。
「トプコンユニ」1964年発売をベースに測光を平均測光(ペンタプリズム部測光)とスポット測光(ミラーメーター)の切り換え式にし、その他の改良を加えたTTL方式、AEのレンズ交換式一眼レフ。標準レンズは焦点距離が50mmに変わった。その他は基本的に「ユニ」と同じ。スポット測光を省き、レンズをF2.8にした輸出用の「ユニレックスEE」も生産された。
クイックリターンミラー、自動露出で、なおかつ平均とスポットとの測光範囲の切り換えも可能という、これ以上の性能は考えられないほど。
[トプコンユニ]
TTL測光を最初に採用した35mmレンズシャッター一眼レフ。最初のTTL方式AEカメラでもある。トプコン独自のミラーメーター方式で、露出方式はシャッター優先式AE。シヤッターはレンズ交換用ビハインド型式のセイコーシャSLV(B、1~1/500秒)セルフタイマー付で、バヨネットによるレンズ全群交換式。標準レンズは53mm F2。交換レンズは28mm広角から200mm望遠まで5種用意された。
[掲載文献]
クラシックカメラの世界 P75
カメラの歴史散歩道 P267、268