(シャッターねばり)
レンズ:リコー45mm F2.8(3群5枚構成)
距離調節:一眼式連動距離計、ヘリコイド式
シャッター:リケン B、1/10～1/200秒
巻き上げ:トリガーレバー巻上げ。セルフコッキング
左手でトリガーレバーを操作して巻き上げる。
トリガーレバーには、引き起こし式の指かけが付いている。
大きさ・重さ:140×82.5×71mm、640g
発売時価格:13,500円
リコーの35mmレンズシャッター・カメラの歴史は、1953年に発売された「リコレット」から始まった。翌年1954年には、距離計連動で巻上げにトリガーレバーを採用した「リケン35」が登場した。
当時このカメラの速写性を強調した広告展開を行っていた。そこでは、
トリガーレバーは、巻上げ角90度で、鏡胴左右どちらか一方を下へ押し下げるだけでピントが合わせられるデュオレバーとの完全コンビは、「リコーカメラの速写性を数倍高めた画期的新機構です」と結んでいる。
[掲載文献]
写真工業 2007年3月号(Vol65 №695) P94
クラシックカメラ便利帳 P160
中古カメラ大集合 P115 中古カメラウイルス図鑑 P188
