2019/10/19
F80 2000年
形式:モーター、スピードライト内臓35mm一眼レフ。
電子制御式フォーカルプレーンシャッター、オートフォーカス・カメラ
露出制御:P、マルチプログラムオート、シャッター優先、絞り優先、マニュアル
露出補正1/2ステップ ±3EV
レンズマウント:ニコンFマウント
ファインダー:アイレベル固定式
視野率92%、0.75倍、スクリーン固定(クリアマットスクリーンⅡ)
ファインダー内表示:ピント、測光モード、AEロック、シャッタースピード、絞り、露出モード、露出補正、フォーカスフレーム、スポット測光エリア、
構図用格子線など
測光方式:マルチパターン測光(3D-10分割)、中央部重点測光、スポット測光
測光範囲:EV0~21
フォーカスエリア:5点TTL位相差検出方式
シャッター:上下走行金属羽根電子制御フォーカルプレーン、B、30~1/4000秒
X同調 1/125秒
巻き上げ:電動巻上げ 2.5コマ/秒
電源:3Vリチウム電池(CR123AまたはDL123A)2本、
またはバッテリーパックMB-16により単3形電池4本使用可能
大きさ・重さ:141.5×98.5×71.5mm、520g
発売時価格:88,000円
F80Dはオートデート機能付、F80Sは絞り・シャッター速度・露出補正を写しこむコマ間データ写しこみ機能が付く。
ニコンF80はミドルクラスに属する一眼レフであるが、機能や操作性のポテンシャルは上級機のF100に迫るものがある。ボディは精密ダイキャストを骨格にしているが、外装には大幅にプラスチックを使い軽量化。ボディ重量はF100の2/3の520gに収まり、全体の容積も非常にコンパクトにまとめられている。
測距センサーはCAM900というワイドエリアの5点測距センサーを装備、十字型に配列された5点測距で中央部がクロスセンサーになっている。また、3D-10分割マルチパターン測光は、F100に搭載されたものと同じである。
露出補正は、レリーズボタン側の補正ボタンを押しながらメインダイヤルで補正幅をセットする方式。オートブラケットによる補正は±2EV(1/2ステップ)となっている。フラッシュも内蔵しており、28mmをカバー、3DマルチBL調光が簡単にできるので、逆光時の補助光やキャッチライトを自在にコントロールして便利に使うことができる。
ファインダー内の情報は、スクリーン下部に集中し、露出補正レベルはグラフ表示される。また、選択した測距点は、明るさに応じて黒または赤色光で表示される。
[掲載文献]
ニコンU、Us、F80の使い方
CAPA ニコン一眼レフのすべて P113
国産実用中古カメラ・買い方ガイド100 P59
ニコンカメラのココが一番・攻略百科 P28
こだわりカメラのスナップ流儀 P40