形式:35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフ
装着レンズ:MC SUN ZOOM マクロ 35~140mm F3.8~5.3 №821772
シャッター:電子式布幕横走行 フォーカルプレーンシャッター
マウント: コンタックス/ヤシカマウント
ファィンダー:ペンタプリズム固定式 倍率0.87倍 視野率92%
露出機構:TTL中央重点平均測光 SPD使用 絞り優先AE
シャッタースピード:AE時 4~1/1000秒
マニュアル時 B、X(1/60秒のみ) セルフタイマー付き
シンクロ接点:X (X 1/60秒)
フィルム巻上げ:レバー式
巻き戻し:折りたたみクランク式
カウンター:自動復元式、順算式
電源:4G-13型
寸法・重量:128×87×50mm、650 g
発売時価格: 42,500円(ボディ)
FR-Ⅰからマニュアルシャッターを省略した絞り優先AE専用機。マニュアル速度はバルブとストロボ同調速度のX(1/60秒)のみ。他のFRシリーズとワインダーなどアクセサリーが共用できるが、裏蓋が外れないのでデータバックは使えない。
ヤシカFR | 1977年 | ヤシカブランド版のコンタックスRTSとして知られている。 マウントが同じなのでツァイスレンズやRTS用ワインダーも装着できる。 シャッター速度B、1~1/1000秒。CdS TTL 電子制御横走行 55mm F1.2付 9,800円 50mm F1.4付 69,000円 |
FR-Ⅰ | 1978年 | シャッター速度B、4~1/1000秒。SPD 絞り優先 55mm F1.2付95,000円 50mm F1.4付 79,000円 50mm F1.7付 71,000円 |
FR-Ⅱ | 1978年 | シャッター速度B、4~1/1000秒。SPD 絞り優先 55mm F1.9付55,000円 |
FRについて
コンタックスマウントのマニュアル露出機。電子制御のドラム型フォーカルプレーンシャッターを備えており、電磁レリーズとしているが、LED表示による定点式露出計連動となっている。
コンタックスRTSから自動露出機構を省略したTTL一眼レフであるが、価格はボディが10万円のRTSに対して半額以下、レンズもプラナーに対して2/3位であった。
ボディ背面部には巻き上げレバー直下に露出計のスイッチとケーブルレリーズのソケットが並んでいる。スイッチは二通りに作動される。スイッチを押すと押している間だけONに、巻上げレバーを予備角まで引き出した状態ではスイッチを右に押すとONになる。スイッチOFFはレバーを押し込めるだけでいい。
カメラの裏蓋は巻上げノブを引き上げれば開く。小刻み巻上げ可能。
(アサヒカメラ MF一眼レフ名機大鑑「ニューフェース診断室」採録) P267
FR-Ⅰについて
FR-Ⅱと同時に発売。コンタックスマウントを採用し、開放測光の絞り優先TTL AEと、マニュアル露出が可能。シャッターボタンは電磁レリーズで、巻き上げレバーの回転軸に設けられている。シャッターは布幕のドラム型フォーカルプレーン。シャッターがAEとマニュアルに対応している以外はFR-Ⅱと同じである。[掲載文献]
入門 金属カメラオールガイド P126