大ヒットしたオートボーイをさらにリファインしたモデル。
初代オートボーイ(1979年 AF35M Autoboy)は金赤外線をカメラが発し、被写体の反射光から三角測量で距離を捉えるアクティブ式自動焦点カメラで、暗いところでのピント合わせに強いことから大ヒット商品になった。
軽量・コンパクト化を推し進めた結果、重量も55g減の350gになった。グリップが大型化され、片手でホールドし易くなった。シャッターボタンの位置も変更された。
レンズも、非球面レンズを一部使用して解像力をアップ。超小型サーボモーターによるクィックレンズカバーも装備された。
形式:35mmレンズシャッター式オートフォーカス全自動カメラ
AF方式:近赤外線投射による三角測量方式、プリフォーカス可能
レンズ:キャノンレンズ 38㎜ F2.8、(4群4枚構成)
シャッター:絞り兼用電子制御プログラム式
EV6(F2.8・1/8秒)~EV17(F16・1/500秒)、セルフタイマー内蔵
ファインダー:ブライトフレーム付逆ガリレオ式、倍率0.45倍
EE機構:SPC素子使用の完全自動プログラム式
電源:単3電池2本
大きさ・重さ:125×75.5×46mm、300g
価格:42,800円
[掲載文献]
カメラレビュー クラシックカメラ専科 №31 「キヤノンハンドブック」 P 93
日本カメラ博物館「世界を制した日本のカメラ」 P13