2019/09/09

オプチマ200 センサー 1969年

ファインダー:ブライトフレーム、逆ガリレオ式
ファインダー内に緑-赤のシグナル
露出計:セレン光電地式 露出制御:フィルム感度設定EE
フィルム感度設定:ASA25~160
焦点調節:ゾーンフォーカス式(m、feetの距離目盛付き)
レンズ:アグファ・カラーアポター 42mm F2.8 PARATIC
シャッター:Paratronicシャッター、1/30~1/200秒
フィルム巻き上げ:レバー巻上げ
巻き戻し:レンズ鏡胴左下基部のレバーを押し込み、上に押し上げ、巻き上げレバーを
回すと巻き戻し作動になる。
アクセサリーシュー:ホットシュー、レンズ鏡胴下部にストロボ用ガイドナンバー設定目盛がある。GN36~88
カウンター:手動式
大きさ・重さ:115×82×65mm、432g
価格:

オプチマのシリーズはジレットの後継機として1959年に登場した。金属製のコンパクトカメラで、最初は目測式の簡易型だったが、すぐに連動距離計や露出計が内蔵されたカメラが登場する。その後ハーフ判のバラード(1964)やラピードシステムを採用したシリーズ、110判などが次々に登場し、ユニークな35mm判二眼レフのフレキシレッテ(1960)の後継機であるオプチマ・レフレックスも1966年に発売された。1970年前半までにオプチマ系は一度終了する。
1977年プラスチック外装のコンパクトカメラとして再登場する。このオプチマのシリーズには335、535、935、1035、1535のバリエーションがある。1535センサーは連動距離計内蔵の最高級機(1979年発売のプラスチック外装コンパクトカメラ)で、日本では発売されなかった。

1956年アグファが、セレン露出計が生じる微弱な電流によって絞りを自動的に動かすアグファ・オートマチック66を発表。これが市販されたEEカメラ第一号とされる。その後、この種のカメラはベル・エレクトリック127、リビア・エレクトリック・アイマチック127などが発表され、主にアメリカ市場で初心者向けに販売されたが、フィルムサイズが大きく、持ち運ぶのに不便であった。
世界初の実用的なEEカメラとされるのが、1959年にアグファが発売したアグファ・オプチマである。オプチマのシャッター速度はフィルム感度により1/30秒~1/250秒のうちの一速に固定され、内蔵されたセレンメーターの針の動きで適正な絞りをコントロールする仕組みになっている。
日本で始めてのEEカメラは1960年に発売されたオリンパス・オートアイである。



[掲載文献]
図解・カメラの歴史 P141
世界ヴィンテージカメラ大全 P81、83