2019/09/11

35LE 1965年

プログラム式電子シャッター付きカメラ。フラッシュマチック機構付。

形式:35mm距離計連動プログラムAEカメラ
フィルム:135 画面サイズ:24×36mm
レンズ:Gズイコー42mm F1.7(5群7枚構成)
シャッター:セイコーES 1/15~1/500秒
精工舎最初の電子制御シャッター
ファインダー:採光窓式連動距離計
露出計:CdS式
巻上げ・巻き戻し:レバー1回操作、小刻み巻上げ不可、クランク巻戻し
電源:大きな電子シャッターのため、通常のLR44やSR44の代用は適さない。
大きさ・重さ:140.5×90×67mm、680g
発売時価格:21,000円 ケース1,800円

1962年発売のオリンパスSを基本として、セレン式をCdS式に変更したのが1963年に発売になったSC。さらにSEIKO ES#00 電子プログラムシャッターを搭載し、レンズもF1.7と明るくしたのがこのLEである。ボディ洗面には6トランジスターとある。A位置でプログラムオートとなる。またGNリングを設定することでフラッシュマチックが働く。
セイコーESシャッターは、AEの動作はプログラム露出オンリー。高EV時はシャッター羽根が少し開いてすぐ閉じる。フラッシュモードの際のシャッター速度は1/30秒のみとしてある。

シャッターが大きく重いこと、また大口径レンズを付けたため鏡胴が太く重くなったため、カメラは大型で重くなりオリンパスらしくなくなった。

1960年(昭和35年) オートアイ
1961年(昭和36年) キヤノネット
1962年(昭和37年) オリンパスS

オリンパスSは自動露出専用ではなく、大口径レンズを付けた露出計連動カメラであった。