1951年発売。レバー巻上げのスタイルを確立したカメラ。
折りたたみ式35mmレンズシャッター式で、同時に距離計連動式のⅡa型も発売された。
右手操作の巻上げレバーがカメラ上部にあり、セルフコッキングになっている。
このスタイルは、後続の多くの35mm小型カメラが追従していくことになる。
形式:35mmレンズシャッター式スプリングカメラ
フィルム:135、画面サイズ24×36mm
レンズ:クセナー50mm F3.5
シャッター:シンクロコンパー、T、B、1~1/500秒
シンクロ:XまたはM接点
ファインダー:逆ガリレイ式、倍率0.7倍
距離調節:目測式、最短撮影距離3.5フィート
巻上げ:レバー巻上げ、セルフコッキング式
コマ数計:逆算式 ボディ:アルミ合金
寸法・重さ:122×78×41mm、510g(クセナー50mm F2.8付)
1951~1954年の間に20万台以上が製造された。蛇腹のあるレチナは全部で3種類、合計1,761,500台製造されている。
[掲載文献]
カメラの歴史散歩道 P169
世界ヴィンテージ・カメラ大全 P53
写して楽しむクラシックカメラ Part2 P28
カメラスタイル№24 P70