
(左上の細長い窓のガラス脱落)
世界で初めてCdSを受光体に採用したシャッター速度優先式自動露出カメラ。
コニカの最初の自動露出カメラはEEマチックであったが、位置づけは普及機であった。そこで、コニカSに代わるクラスの自動露出カメラとして登場したのがオートSである。
1967年発売のコニカオートS1.6までのシリーズカメラで、ロングランのベストセラー機であった。
レンズ:ヘキサノン47mm F1.9 (5群5枚構成)
シャッター:コパルSVA B、1~1/500秒
焦点調節:直進ヘリコイド 0.9m~∞
露出制御:シャッター速度優先AE ファインダー視野内に指針表示
電源:MR9(H-D)型水銀電池1個
大きさ・重さ:138×82.5×72mm、751g(761g)
価格:19,500円 ケース1,800円
1964年発売のコニカオートS2は、オートSのCdS受光部をレンズ真上に移動し、レンズフィルターによる露光倍率を自動修正できるようにした。1966年発売のオートS2 ELは、S2にEEマチックSと同様のコニリールを搭載したもの。
[掲載文献]
コニカカメラの50年 P 55
名機を訪ねて P127
ノスタルジックカメラ・マクロ図鑑 Vol.Ⅱ P34