2019/09/24

ETR 1976年


(ファインダーAE-Ⅱ付き)

形式:6×4.5cm中判一眼レフ
ファインダー:アイレベルファインダーAE-Ⅱ(№594415) 後ろに引き抜く
測光方式:受光素子SPD、TTLシャッター速度優先
装着レンズ:ゼンザノンMC 75mm F2.8 (№7801237)
シャッター:セイコー電子、75mm φ58 T、8秒~1/500秒
価格:210,000円

電磁式シャッターを搭載した交換レンズに電気接点を設け、シャッター制御機構のあるボディ側と通信する6×4.5cm判一眼レフ。ファインダーやフィルムバックの交換も可能。
フィルムバックを外す時は、フィルムバックレバーを後方に引きながら大きなレバーを押し込む。

S2形が売れていた時ブロニカが次に目指したのは6×7判であったが、開発計画が暗礁に乗り上げていた時マミヤからM645が発売され、開発部は難航していた6×7から急遽6×4.5開発へと方向転換した。Cシリーズ、RBなどでレンズシャッター一筋だったマミヤが6×4.5判ではフォーカルプレーンシャッターを使っていたのに、ブロニカはDからフォーカルプレーンシャッターを使っていたのに6×5.5判のETRではレンズシャッターを採用した。
1976年発売以来着実に進化を重ねてきたブロニカのヒット作。デビューはマミヤM645に遅れをとったが、レンズシャッター式でレンズ交換式の6×4.5判一眼レフカメラという世界に類を見ない道を一人歩み続けたのがETRであった。

[掲載文献]
カメラスタイル 平成13 №14 P88
20世紀☆カメラ「バースイヤー・カメラを探せ!」 P51

[ブロニカETR Si]について

6×4.5cm 判一眼レフの中で唯一レンズシャッターを採用。ファインダーなどがシステム化されたMF機で、ストロボ撮影に強いレンズシャッターを採用したコンパクトな一眼レフ。
ボディ側のダイヤルで、シャッター速度を選び、マウント部の電気接点を介してレンズ側のシャッターを電子制御する方式を採用。

形式:6×4.5cm 判電子制御式レンズシャッター一眼レフ
ファィンダー:交換式、アイレベル視野率96×94%、
ウエストレベル視野率96×94%、倍率1.15倍
ファインダースクリーン交換式(8種類)
AE-Ⅲ、プリズムファインダーE
平均測光(2個のSPD)、スポット測光(1個のSPD)
測光範囲 EV1~19、フィルム感度 ISO25~6400
ファインダー内表示 シャッター速度、AE使用・AEロック、スポット・平均測光、露光補正
シャッター:セイコー#0 電子制御式レンズシャッター
AE時 32~1/500秒、M時 T、B、8~1/500秒、多重露光可
ミラー:フィルム巻上げによる復元式、ミラーアップ機構付き
測光方式:平均、スポット
露出補正:±2EV、1/3ステップ、AEロック付き
撮影モード:絞り優先とマニュアル
ストロボ:SCAアダプター使用時にストロボ自動調光可(ボディ側に受光素子)
フィルムバック:交換式(5種類)
フィルム巻上げ:クランク式(正1回転、小刻み巻上げ可)
モーターワインダーEiⅡ使用で 0.8秒/コマ の自動巻上げ可
電源:6Vアルカリ電池(4LR44)または銀電池(4SR44)一個
大きさ・重さ:92×107×163.5mm、1285g
発売元:タムロン・1988年

ファインダーの交換:巻上げクランク側のボタンを押しながら後方にスライドする。
レンズ交換:ボディ前面左下のボタンを押し、レンズを回して取り外す
フィルム装填:フィルムバック上部の2つのボタンを内側に同時に押すと裏蓋が開く
中枠(フィルムホルダー)を取り出し、上にフィルム、下に空スプルーを入れ、スタートマークを合わせる。そして中枠をフィルムバックに入れ、裏蓋を閉めて巻き上げると撮影可能となる。
巻き上げ:巻上げクランクの一回転により、巻上げとシャッターセットを同時に行う。
クランクを取り外し、モーターワインダーEiⅡを装着すると、0.8秒/コマの自動巻上げが可能となる。
電源:電源部はカメラ底部にあり、開閉ボタンを指先で押し、スライドさせると開く。
6Vアルカリ電池(4LR44)または銀電池(4SR44)一個でシャッター制御を行い、AE-ⅢプリズムファインダーE装着時は、測光もこの電池によって行われる。
基本操作①ファインダー側面のダイヤルをOFFからA・Mに合わせ、撮影モードを選ぶ。
②ミラーアップ:巻き上げクランプ前方のレバーを立てるとミラーアップになる。
③クランクの取り外し:クランク基部のピンを抜くとクランクが外れる。
④裏蓋の開閉:フィルムバック上部の2つのボタンを内側に押す。

(玄光社Mook 最新中判カメラマニュアル P90 会津若松市立図書館)