2019/09/23

F-1 1971年


キヤノン技術陣の総力を結集、10年の開発期間かけて、キヤノンが満を持してして作り上げた一眼レフの最高峰。
レンズ・ラインナップが一新されFDレンズ群が誕生した。
連続撮影10万回に耐える耐久性能、-30~60℃、湿度90%RHの環境で撮影可能など、耐環境性能なども傑出。高速モータードライブも含めプロカメラマンが要求するスペックを全て満たす究極の一眼レフであった。
1966年発売のFTに採用された、ファインダーのピント板上部のコンデンサーレンズの画面中央部にハーフミラーを斜めに入れた(カットコンデンサ方式)が採用されたいる。
10年間仕様を変えないという宣言の通りに、ニューF-1が出るまで、キヤノンのフラッグシップ機であった。

シャッター:4軸式、チタン膜横走行フォーカルプレーン。B、X、1~1/2000秒
ファインダー:ペンタプリズム交換式、視野率97%、倍率0.7倍
シャッター速度、追針表示
露出方法:TTL開放追針合致中央部分測光式(中央12%部分)。CdS素子
TTL絞り込み定点合致中央部分測光式(中央12%部分)
シンクロ:Ⅹ(自動切換え式、X接点の同調秒時1/60秒、ドイツ型ソケット)
バッテリー:1.3VのHD型水銀電池×1
大きさ・重さ:143×92×84mm、900g(EX50mmf1,8付き)
発売時価格:55mm、F1.2付 117,000円
50mm、F1.4付 100,000円
50mm、F1.8付 92,800円

[掲載文献]
カメラレビュー クラシックカメラ専科 №31 「キヤノンハンドブック」 P41
日本のカメラ P88
名機を訪ねて P307
銀塩カメラ至上主義 P71
MF一眼レフ名機大鑑 P108
カメラレビュー・クラシックカメラ専科 №77 P8
写して楽しむクラシックカメラ Part3 P30
こだわりのカメラ選び Part2 P156
国産実用中古カメラ・買い方ガイド100 P42
季刊クラシックカメラ6 キヤノン P17
季刊クラシックカメラ4 国産35mm一眼レフの名機 P28
マニュアルキヤノンの全て P16(分解記事あり)
ノスタルジックカメラ・マクロ図鑑 Part1 P32
写真工業 2007年1月号(Vol65 №693) P46
カメラの歴史散歩道 P51、206
クラシックカメラの世界 P104
写真工業 2005年5月号(Vol63 №673) P36
写真工業 2006年10月号(Vol64 №690) P76
金属カメラ・オールガイド
クラシックカメラ倶楽部 P76
マニュアルカメラ全集 P7
こだわりのカメラ選び Part2 P124
20世紀☆カメラ1950~2000 P43
神立尚紀 図解・カメラの歴史 P110、118
中古カメラウイルス図鑑 P24
中古カメラ大集合 P133