オートS発売の翌年1964年12月に改良型のオートS2型が登場した。
オートS2の主な改良点は、露出計に関する部分で、撮影レンズの真上に受光窓を移動し、その後ろにシャッター速度とASA感度切替に連動する露出計のための絞りを配置し、露出計の高/低輝度切替の必要をなくした。
SⅡ型のバリエーションにはSⅡEL、S1.6、SE型がある。
オートSⅡEL型は、1966年4月発売。フィルム装填簡易化(コニリール・システム)を行った。ELはEasy Loadingの略である。
コニカオートSはEEカメラとして世界で始めてCdSセル露出計を内蔵した。
レンズ:ヘキサノン45㎜ F1.8
シャッター:コパルSVA、B、1~1/500秒
大きさ・重さ:138×82×73.5mm、750g
発売時価格:22,800円
[掲載文献]
コニカカメラの50年 P58
写して楽しむクラシックカメラ Part3 P120
写真工業 2007年6月号(Vol65 №698) P48
[修理マニュアル]
カメラGET14「カメラの改造と修理術」 P98