2019/10/11

フジカシックス 1948年


フォーマット:6×6cm
レンズ:フジ 7.5cm F4.5 (№211888) テッサータイプ
ファインダー:折畳み式、ガリレイ式
シャッター:LOTUS、T、B、1~1/200秒、セルフタイマー付
焦点調節:目測式(フィート表示) 前玉回転式
巻き上げ:赤窓式
大きさ・重さ:135×92×41mm、547g
発売時の価格:

富士写真フィルム最初のカメラ。
戦後、スプリングカメラは早くから復活した。まず、1945年から46年にかけて、戦前からの127判フィルムを使う「ベビーパール」「ミニヨンⅡ」、さらにスプリングカメラではないが「パーレット」や120判フィルムを使う「マミヤシックス」「オリンパスシックス」「セミパール」「セミミノルタⅢ」などの戦前の部品を活用したカメラなどである。なかでも「セミミノルタ」は早くも日本のカメラとして初めてのレンズコーティングを採用していた。
それらの戦後型への改良が進められたが、新たにカメラ分野に進出した富士写真フィルムの最初のカメラが「フジカシックス」であり、その他幾つかのメーカーも製品に加わった。

[掲載文献]
カメラの歴史散歩道 P143