2019/10/18

αスウィート 1998年


形式:35mm判フォーカルプレーンAE・AF一眼レフカメラ
マウント:ミノルタαマウント
ファインダー:ルーフミラー式、視野率90%、倍率0.75倍、スクリーン交換不可
シャッター:マイコン制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
30秒~1/4000秒 セルフ付、
シンクロ同調1/125秒(Kissは1/90秒)
フラッシュ制御方式:TTL自動調光
露出モード:マニュアル、絞り優先AE、シャッター優先AE、プログラムAE
測光方式:TTL分割測光、スポット測光、SPD使用
焦点調節:位相差方式AF
シンクロ接点:ホットシュー
巻き上げ:自動巻上げ、連続撮影時2コマ/秒
巻き戻し:オートリターン、24枚/10秒
電源:CR2×2
寸法・重量:135×90×59mm、387g
発売時価格:67,000円

小型・軽量・スタイリッシュなボディで、子供を持つ母親にターゲットを絞ったモデル。
フォーカスエリアも広く、動き回る子供にもピッタリとピントが合うようになっている。さらに、小型・軽量化されたα-SweetⅡ、α-SweetⅡLが発表されている。
ベストセラー キヤノンEOS Kissを標的に、これを上回る1/4000秒シャッターの搭載、α-807Siと同クラスの14分割測光センサーの導入、連続撮影2コマ/秒など大幅なスペックアップをしながら世界最小のボディを実現。ネーミングは女性向で、初級者向きの撮影モードをうたっているが、メカ機構は充実している。
メーンスイッチONならばファインダーを覗くだけでAF・AE・画面表示が起動し、撮影準備が完了するアイセンサーは、ミノルタ独自の方式。通常はグリップ先端部の2本の電極線からなるグリップセンサーが、右手グリップを検知して、接眼レンズ左上のアイセンサーが撮影者の瞼を検知し、両方のセンサーONで初めてアイスタートが起動する。どちらか一方では起動しない。

[掲載文献]
図解・カメラの歴史 P223
アサヒカメラ ニューフェース診断室 「ミノルタの軌跡」 P184
ミノルタカメラのすべて P55