2019/10/18
オートコードCds24 1965年
1950年に発売されたリコーフレックスⅢ型が驚異的低価格であったことと、同年に始まった朝鮮動乱の特需景気による活況が重なったことで、日本では6×6cm判二眼レフのブームが始まった。まもなくメーカーが群雄割拠状態から淘汰されていく。
ミノルタは戦前の最も早い時期(1937年)から二眼レフを製造していたメーカーの一つで写真愛好家の信頼を得ていた。そのミノルタから最後に登場した二眼レフがミノルタオートコードCdSである。
型式:6cm×6cm判二眼レフカメラ
レンズ:ロッコール75㎜ F3.5
焦点調節:ヘリコイドレバー、直進式前板繰り出し
ファインダー:大型反射ファインダーと枠型透視ファインダー
ファインダー倍率:1.21倍
露出計:CdSメーター内蔵、単独式
シャッター形式:シチズンMVL(M-8C)B、Ⅰ~Ⅰ/500秒 セルフタイマー付き
シンクロ形式:M、X接点(切替式)
フィルム巻上げ:クランク式セルフコッキング自動巻き止め
電源:ナショナルMPタイプ水銀電池
大きさ・重さ:105×144×100mm、1,125g
発売時価格:35,800円
[掲載文献]
名機を訪ねて P65
ニューフェース診断室、ミノルタの軌跡 P56
ノスタルジックカメラ・マクロ図鑑 Part2 P114
写して楽しむクラシックカメラ Part1 P177
季刊クラシックカメラ14 ミノルタロッコール伝説 P42
カメラレビュー・クラシックカメラ専科 №62 P58
写真工業 2008年10月号(Vol66 №714) P40
中古カメラ大集合 P175
中古カメラウイルス図鑑 P196
極上カメラ100 P138