2019/10/18
X700 ブラック 後期型 1990年
αシリーズ後も生産されたロングセラー機。XG-Eの流れを汲むマルチモードAE機。
シャッター速度優先の高速寄りプログラム方式、MPS(Minolta Program System)とTTL測光を搭載したモデル。
マルチファンクションバックを装着するとリモート撮影も可能。また、3.5コマ/秒のモータードライブも装着できる。改良された後期型では、セルフタイマーレバーを反対に押すことでAEロックができるようになっている。
マウント:ミノルタSRマウント
測光方式:中央重点平均測光(SPD使用)
露出制御:絞り優先AE、プログラム、マニュアル
シャッター:電子制御式布膜横走行、B、4~1/1000秒、セルフタイマー付き
マニュアル時B、1~1/1000秒
シンクロ:X
ファインダー:ペンタプリズム固定式、視野率95%、倍率0.9倍
フィルム巻上げ:レバー式、分割巻上げ可
巻き戻し:折りたたみクランク式
バッテリー: SR44×2またはLR44×2
寸法・重量:137×89×51.5mm、505g
発売時価格:63,000円
X-700は、1981年に発売開始、その後2000年まで製造が続けられた。1990年頃に少々の改良が加えられている。前期型はボディ前面向かって左に「SELF TIMER」の刻印があるが、後期型にはない。
ボディ右側前面には、X-7のブラックモデルから始まったグリップが設けられている。ペンタ部前面のネームプレートに印刷された新ロゴとともにこれまでのXシリーズにはない派手な外観になっている。
[掲載文献]
銀塩カメラ至上主義 P34
カメラレビュー・クラシックカメラ専科 №78 P50
ミノルタカメラの全て P49
ニューフェース診断室、ミノルタの軌跡 P122
金属カメラ・オールガイド P123
MF一眼レフ名機大鑑 P344
国産実用中古カメラ・買い方ガイド100 P85
季刊クラシックカメラ14 ミノルタロッコール伝説 P24
写真工業 2006年9月号(Vol64、№689) P46
極上カメラ100 P104