2019/10/16

ヤシカ44 1958年


形式:127mm判レンズシャッター式二眼レフカメラ 画面サイズ 4×4cm
ファインダー:コンデンサー付ガラスマット、赤の十字線入り
レンズ:ヤシコール6cm f3.5(3群3枚構成)
ビューレンズも同じ
距離調節:ノブによる前板繰り出しフォーカシング
シャッター:コパルSV、B、1~1/500秒 セルフタイマー付き
巻き上げ:クランクによる自動ストップ式
寸法・重さ:123×89×79mm、720g
発売時価格:1959年 (セレン付き44LMは13,400円)

7色のカラーモデル(チャコールグレー、シルバーグレー、パステルグレー、ラベンダー、ゴールデンブラウン、ロージーブラウン、バーガンディー)があった。
1958年(昭和33年)発売当時、ローライフレックス44に似ていることから、アメリカでローライが告訴。その後ローライが告訴を取り下げて和解して解決。ローライフレックス44の半値以下で売り上げを伸ばしていたことがローライを刺激した。
これがきっかけで日本写真機検査協会の中に国産新型カメラのデザインの審査委員会が設けられることになった。
ヤシカは4×4を発売した1958年にヤシカ35を発売。この年八洲光学は㈱ヤシカと改名する。またこの年にニッカを吸収した。

[掲載文献]
カメラの歴史散歩道 P277
こだわりのカメラ選び Part1 P194
写真工業 2007年6月号(Vol65 №698) P62