2019/10/18

ハイマチック7 1963年


フード付き

CdSセルをレンズ上に配置した世界初のカメラ。

1963年にハイマチックの後継機として発売。35mmレンズシャッター機の決定版ともいえる高い完成度を誇る。CdS露出計内臓のプログラムシャッターに連動するEEカメラで、オートを解除してマニュアル操作もできる。ちなみにハイマチック7の「7」はフレンドシップ7にちなんで付けられた。

レンズ:ロッコールPF 45mm F1.8
ファインダー:逆ガリレオ式、倍率0.7倍
有効基線長・21mm
ブライトフレーム、採光窓式
パララックス自動補正装置付き
繰り出し形式:直進ヘリコイド
最短撮影距離:0.9m
シャッター:セイコーシャLA
露出計:CdSメーター内蔵
シンクロ接点:X接点(1/30秒以下)
巻上げ:一操作レバー式
セルフコッキング自動巻き止め
分割巻上げ可能
大きさ・重さ:14×8.2×7.3cm、770g
発売時価格:21,700円

ハイマチック・シリーズは、1962年発売のハイマチックから、1972年発売のハイマチックFまで空前のロングセラーとなった。

[掲載文献]
カメラの歴史散歩道 P51、235
ミノルタカメラの全て P145
こだわりのカメラ選び Part1 P44
会津クラシックカメラ博物館

[修理マニュアル]
レンズシャッターカメラ修理教室 P114