2019/10/09

東京光学 / トプコン

1932年(昭和7年)服部時計店の測量機部門を独立し、勝間光学機械製作所と精工舎測量機械工場を合わせて東京光学機械製作所として設立。
戦前からカメラの製造を手掛けたが、戦時中は光学兵器の主要軍需工場の一つで、陸海軍との関係から「海のニッコー、陸のトーコー」といわれるほどであった。
戦後もいち早く「ミニヨン」シリーズでカメラ製造に復帰し、一眼レフはフォーカルプレーン、レンズシャッター方式の双方向に力を入れていた。
長らくカメラ製造を手掛けていたが、1980年にカメラ販売を終了。1989年東京光学㈱から㈱トプコンに社名変更。測量、GPSシステム製品、眼科向け医用機器を中心とした総合精密機器メーカーとして、特殊光学系に特化していった。

[掲載文献]
写真工業 2005年 10月 Vol.63 №678 P80