マウント:M42(プラクチカ)マウント 内径42mmフランジバック45.5mm
ファインダー:ペンタプリズム固定式 倍率0.88倍 スクリーン交換不可
シャッター:機械式 B、1/60～1/1000秒
電子式8秒～1/1000秒 無段階
フィルム給送:巻上げ=レバー1回式(分割巻上げ可)、巻き戻し=クランク式
カウンター:自動復元順算式
電源:酸化銀電池(SR44)4個使用
大きさ・重さ:143×98×91mm、675g (50mm F1.4付 930g)
価格:66,500円(ボディ)
アサヒペンタックスESⅡは、ESが発売されて2年後の1973年に登場したアサヒペンタックスESの後継機で、スローシャッターが8秒まで伸び、フィルム感度がISO20～1600がISO20～3200に拡がる。使用電池が6Vの4G13型銀電池から1.5VのG13型銀電池4個となり、電池室がボディ前面から底面(エプロン部下面)に移ったことから電池室のスペースが空いたので、ここにセルフタイマーを組み込んだ。
ESの絞り優先オートでは、ミラーが跳ね上がる直前の光量を電子回路に記憶させていた。ESⅡでは電子回路をICにして小型化に成功した。
また、アイピースシャッターが新設(シャッターダイヤルのAUTOMTICにある「□」マークにセットするとファィンダー遮光板が閉じる)。シャッターボタンにロック機構が加わり、完成度が高まった。
[掲載文献]
ペンタックスのすべて P42
2000-2001 カメラこだわり読本 P65
名機を訪ねて P353
往年のペンタックスカメラ図鑑 P64
マニュアルカメラ全集 P21
入門金属カメラオールガイド P69
カメラレビュー 2005年 №77 P18
