2019/10/19

FG 1982年


ニコン初のプログラムAEを搭載したモデルで、小型シリーズ最上位機。愛称「プログラムニコン」

形式:電子制御式35mmフォーカルプレーンシャッター一眼レフ
露出制御:プログラムAE、絞り優先AE、マニュアル
レンズマウント:ニコンFマウント
ファインダー:ペンタプリズム固定式、視野率92%、倍率0.84倍
スクリーン:固定、スプリット・マイクロ式
測光方式:TTL中央部重点測光
露出計連動:Ai方式
露出補正:1/2ステップ、±2EV
ISO感度:12~3200
シャッター:電子制御式金属羽根縦走りフォーカルプレーン、
B、1~1/1000秒、セルフタイマー10秒
機械式1/90秒、X同調1/90秒
シンクロ接点:X接点のみ、1/60秒以下でスピードライトに同調
フィルム給送:レバー巻上げ、モータードライブ装着可(MD-E、MD-14)
電源:3Vリチウム電池(CR1/3N)×1、
1.55V銀電池(SR44)×2、1.5Vアルカリ電池(LR44)×2のいづれか
大きさ・重さ:136×87.5×54mm、490g
価格:61,000円(ブラックは4,000円高)

小型・軽量をコンセプトにしたEMの後継機でありながら、AEにプログラムAE、1~1/1000秒の機械式シャッターを組み込み、実用面を強化した。プログラムモードの搭載はニコンではFGが初。また、普及機クラスでは唯一スピードライトのTTL同調も可能となっている。
FGが発売される前年に登場したAi-Sレンズは、シャッタースピード優先に対応しており、絞りレバーの動作が等間隔になる改良がなされていた。プログラムAEを実現するには、それに加えてボディ側の絞り連動レバーのストロークに等間隔で絞り停止位置を設定し、ボディから絞りをコントロールする機械的な改良をする必要がある。FGはその第一号機。
またEMで省略されていた正面左上の機種名の刻印が復活。デザインの変更があった。
露出表示はLED表示だが、シャッター速度を点灯したLEDで確認するものなので、針式の表示方法に近く、FMなどの3点式LED表示よりは細かい確認ができる。
また、FG-20やEMでは固定式であった裏蓋が、FGでは取り外し可能になっている。別売りのデータパックMF-15を取り付ければデートの写し込みも可能。
FGはEMより少しFMシリーズ寄りになっている。EMよりやや大きめだがF3よりは断然小さい。
FGの後継機は、1084年発売のFG-20で、プログラムAEとTTL調光機構を省略したEM系列の最終モデル。小さいEMが「リトルニコン」ならばFG-20は「ライトニコン」と呼ぶくらい軽く、金属ボディを採用しながら重さは440gでニコンのMF機の中でFE-10、FM-10の次に軽量なモデルであった。またFG-20はセルフタイマーレバーが横向きになっている。

[掲載文献]
趣味のニコンカメラ P81
CAPA ニコン一眼レフのすべて P97
究極のニコンカメラ P111
ニコンカメラのココが一番・攻略百科 P78
金属カメラオールガイド P107