形式:35mmAF・AE全自動一眼レフ
ファインダー:視度調整機能付き
焦点調節:AF、スポットAFボタン付き
シャッター:電子制御縦走りフォーカルプレーン、
オート、B、30秒~1/2000秒、ストロボ同調1/100秒、セルフ付き
測光方式:TTL開放測光のSPD露出計 EV0~21
6分割測光、中央部重点測光、スポット測光
露出調整:プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル露出
露出補正:±3EV、1/2ステップ
フラッシュ:ポップアップ式
撮影方式:シングル、ブラケティング
大きさ・重さ:134.5×90×60mm、420g
価格:73,000円(ボディ)
ペンタックスのAFカメラは、グリップを重視した横長形状で大柄だったが、モーターや電池の小型化、肥大した機能の整理などで、35mmAF一眼レフの小型・軽量化を狙ったのがMZシリーズである。
かつてのMX、MEを踏襲した小型軽量設計と、わかりやすさを目指し、直感操作ができるダイヤル式操作系を復活させ、シンプル設計がおおいに話題となった。
MZ-5はMZシリーズの第一号機で、上位機種の位置づけである。
電子式AF機だが、絞り操作はレンズ側で行い、シャッタースピードはMF機と同様のダイヤル設定方式。
MZ-5では、キヤノンEOS Kissには及ばないが思い切った小型・軽量化を果たした。
MZシリーズ
MZ-5 | 1995年 | |
MZ-10 | 1996年 | ペンタミラーを使用したシリーズの廉価版だが、最初のためパワーズームが使えたり、まだZシリーズの思想を受け継いでいる。小型・軽量化したZ-70Pといえる。 |
MZ-3 | 1997年 | (MZ-5の後継機) MZシリーズの事実上の最上位機。MZ-5と比べると、シャッター速度が1/4000秒になっている。 |
MZ-50 | 1997年 | (普及型) MZ-10の機能を更に削った廉価機。Aモードが無いレンズではシャッターが切れない。しかし、ボディ側で絞りがコントロールできるので、絞り環が無いレンズでも撮影できる。 |
MZ-7 | 1999年 | MZ-10の上位機で中級機になる。 |
MZ-30 | 2000年 | MZ-7とMZ-50の中間に位置する。 |
MZ-5N | 2001年 | MZ-3のシャッター速度が1/2000秒のバージョン |
MZ-S | 2001年 | 番外編の最上位機 |
MZ-L | 2001年 | MZ-7の後継機 |
MZ-60 | 2002年 | MZシリーズの最終機 |
[掲載文献]
2000-2001 カメラこだわり読本 P72
図解・カメラの歴史 P223
完カタ・中古カメラ Vol.5「今すぐ買える中古カメラ完全カタログ5」 P57、60