(初代機1970年)
形式:レンズ・フィルムバック交換式6×7cm判レンズシャッター式一眼レフカメラ
マウント:スピゴット式
ファインダー:交換式
標準レンズ:マミヤセコール90mm F3.8 №84015
絞り:3.8~32
シャッター:セイコー№1 T、1~1/400秒 レンズシャッター式、M,X接点
焦点調節:蛇腹繰り出し式、最短撮影距離0.7m
(127mmレンズ 43.4cm)
露出計:無し(TTLスポット測光CdSファィンダー装着可)
電源:単3 4本
大きさ・重さ:90mmレンズ付 141×142×240mm 2,715g
価格:マミヤセコール127mm F3.8付 115,000円
中判カメラの名機としてロングセラーを続けたモデル。
モデル名のRBはレボルビングバック(縦横位置変換)の略で、世界唯一のレボルビングバック方式を採用したレンズシャッター式一眼レフカメラ。
ボディとフィルムホルダーの間に着脱可能なレボルビングアダプターが内蔵されておりこの部分が90度回転して画面の位置を縦横に切り換えられる。
蛇腹の繰り出しによる近接撮影が容易に行えることもこのモデルの特徴で、標準レンズで43cmまで近接して撮影ができる。
また、フリクションガバナーによりミラーショックが軽減されている。
フィルムバックの交換も多彩で、120、220、6×4.5やポラロイドなどが使用できる。
最初のモデルから現在まで基本的なメカニズムは変わらず、33年間というロングランを達成。
ファインダー、フィルムバックなどが交換できるシステムカメラで、コマーシャルフォトなどプロが使った最強の中判システムカメラ。
RB67は機械式であるが、後継機のRZ67プロフェショナルは電動式で、プロⅡ、プロⅡDがある。
[掲載文献]
名機を訪ねて P289
きまぐれカメラBOOK P100
マニュアルカメラ全集 P133