2019/10/08

Regula Ⅱa 1954年


レグラ最初のカメラは1950年に登場したレグラで、ピント合わせは目測式のシンプルな35mmレンズシャッター式カメラであった。さまざまなレンズとレンズユニットの組み合わせがあり、発展型がⅡa型で、レバー式巻き上げとなり、セルフコッキングとなった。

レンズ:シュタインハイル カッサー 45mm F3.5 (Nr1000903)
シャッター:プロント B、1/25~1/200秒、セルフタイマー付
巻き上げ:レバー式
コマ数計:手動セット式
フィルム装填:裏蓋開閉式
露出計:軍艦部にグレースケールの光学式露出計

キング社はキング氏が1936年にシュヴァルツバルトに設立。最初はラジオなどの電気部品を製造。1950年頃からカメラ製造を開始、1984年まで多種多様のカメラを作り、「スプリント」「スプリンティ」などの大衆機クラスのカメラを多数出した。
1960年代からストロボを製造。1990年代はじめに倒産した。
Kのロゴはキング社のマーク。前面にあるのは1954年以降の機体だそうである。

3枚玉、前玉回転式のシュタインハイル製カッサー45mm F2.8レンズとB、1~1/500秒のプロンターSVSシャッター付の高級型がある。

[掲載文献]
世界ヴィンテージ・カメラ大全 P148
季刊クラシックカメラ14 ミノルタ・ロッコール伝説 P91