2019/10/08

Smena 8M 1970~94年


(元箱、カメラケース、説明書付)

スメナはヤングジェネレーションの意味。
スメナ8Mはロゴマークの異なる前期モデルの他に、ロゴ盤面のカラーリングが異なるカラーバリエーションがある。最もよく見られるのはシルバーに赤い文字のノーマルモデルである。本機は後期ブラックモデルである。

ロシア製トイカメラ
フィルム:35mmフィルム
レンズ:40mm F4 [T43]と呼ばれるトリプレット、前玉回転式
焦点調節:目測・手動
最短距離:1m
絞り:F4~16(または感度設定に合わせる)
シャッター速度:B、1/15~1/250(またはお天気マークに合わせる)
大きさ・重さ:100×70×60mm 230g
価格:15,960円

スメナシリーズはLOMO LC-Aとともにロシアの大衆カメラである。
LOMO PCLの前身であるGOMZで製造されたスメナシリーズの1号機は「T-22」と呼ばれる40mm F4.5、シャッターは最速1/200。フィルムの巻き戻し機能がないラピッド形式のカメラで、巻き取り用のカートリッジが必要である。製造期間は1952~60年である。
スメナ8Mは1970~94年の24年間に渡って製造されたベストセラーモデルで、2000万台近く製造された。Mはモダンを意味している。通称「スメハチ」と呼ばれている。
スメナが様々な改良を経て18年後の姿が8M。殆どがプラスチック製なので軽い。
スメナ8と9の中身を使い、外観をスタイリッシュに改良したものといわれている。
巻き上げは、背面上部に半分埋まったノブで行い、巻き戻しはRボタンではなく、シャッターを押し続けて巻き戻しノブで行う。ボディレリーズだが、いちいち手でセットするので二重露光防止にはなっていない。
スメナシリーズは1992年までに製造された総生産台数は1,000万台を超える。

[掲載文献]
スナップ№6「オシャレなフィルムカメラをゆったり楽しむ本」使い方 P72
きまぐれカメラBOOK P34、42
カメラレビュー クラシックカメラ専科 83 P78
らくらくカメラ大図鑑 P90
ロシア製カメラ&中国製カメラの攻略ガイド P21
ファットフォト P34
季刊クラシックカメラ №14 「ミノルタ・ロッコール伝説」 P90