フェド2から距離計を取ったもの
ザエラはフェド2の廉価版として主に国内向けに発売された。プロトタイプは1958年に「フェド2タイプd」をベースとし、レンジファインダー部分を削除した形でリリース。その後1959年からは本格的な量産体制に入り、1961年までの3年間に14万台以上が製造された。この他に1960年にザエラ3というモデルのプロトタイプが作られるが、こちらは100台という少量を製造したのみで終わった。
マウント:ライカLマウント
シャッター:布幕横走りフォーカルプレーン、B、1/30~1/500秒
フィルム交換:裏蓋を下に引き抜く方式(コンタックス式)
大きさ・重さ:140×80×33mm、435g
ボディは偽皮張りではなく、板金の凹凸に塗装したままのもの。感触がザラザラしている。
[掲載文献]
CAPAロシア製カメラ&中国製カメラの攻略ガイド P14
完カタ!!中古カメラ5「今すぐ買える中古カメラ完全カタログ5」 P23