2019/10/11

Vito Ⅱ 1949年


ビトーⅡ型はフォクトレンダーがレチナを追って1939年に発売したビトーⅠ型の戦後型。中でもこれは1949~1950年にかけて生産されたノブ巻上げの最終型。

レンズ:カラースコパー 50㎜ F3.5(テッサータイプ)前玉回転式
ファインダー:逆ガリレオ式
シャッター:シンクロコンパー、B、1~1/500秒
大きさ・重さ:125.5×71×40mm、420g
発売時価格:1/300秒のプロンターS付25,000円、コンパー付き30,000円

1950年に登場したビトーⅡ型は、戦前の1939年から発売されていたビトーⅠ型を改良した蛇腹式のスプリングカメラである。Ⅰ型ではファインダー部がトップカバー上面にわずかに飛び出した独立した印象であったが、Ⅱ型になり上面はフラットに改められている。
このシリーズの最終型は1956年のビトーⅡa型でレバー式巻上げになった。

[掲載文献]
クラシックカメラ倶楽部 P29 使うスプリングカメラ P74
ノスタルジックカメラ・マクロ図鑑 Part2 P130
スプリングカメラで行こう P54
季刊クラシックカメラ4 オリンパス P101
カメラレビュー・クラシックカメラ専科 №78 P72
季刊クラシックカメラ15 フォクトレンダー二つの時代 P68
フォクトレンダー・ベッサワールド P95
中古カメラの逆襲 P8フォクトレンダー(ドイツ)フォクトレンダー(ドイツ)
世界ヴィンテージ・カメラ大全 P69 クラシックカメラ便利帳 P153
2000-2001 カメラこだわり読本 P97