Ⅰ型からの折り畳み式を止め、レンズを固定装着に改め、レバー巻上げにしたモデル。
ビテッサから派生したのがビトー系列のカメラで、全体としてレチナのようなスナップカメラの位置づけになっている。
それまでのビトーシリーズと違い、蛇腹が廃され、シャッターがプロンターSVSもしくはプロントに変更。そしてレンズはカラースコパー(テッサータイプ)のみとなった。
1960年まで生産されたが、途中マイナーチェンジが何度かあり、大きな変更点として1957年からは等倍ファインダーを搭載したモデルが生産されたが、大窓化に伴いビトーBの小ささは失われてしまった。
レンズ:カラースコパー50㎜ F3.5(3群4枚構成)
シャッター:プロンターSVS B、1~1/300秒
巻上げ:レバー巻上げ(背面レバー式)セルフコッキング
ボディ:ダイキャスト
大きさ・重さ:116×72×79mm、542g
[掲載文献]
季刊クラシックカメラ14 ミノルタロッコール伝説 P91
写真工業 2007年9月号(Vol65 №701) P42
季刊クラシックカメラ15 フォクトレンダー二つの時代 P69
20世紀☆カメラ1950~2000 P10 中古カメラウイルス図鑑 P62
2000-2001 カメラこだわり読本 P97